恥ずかしすぎて夏~フライトスーツの穴なかったことに~

フライトスーツ 救命センターの日常

本日のタイトルは、山田涼介さん主演の某ドラマをオマージュ?しました。

先日、個人装備の大切さを身をもって学びました。
救助現場に出動し帰院後、ERで仕事をしていたら、OJTの研修医がそそっと寄ってきて小声で、
「先生、フライトスーツ着替えてきてください。お尻に穴が・・・」
えっ!と驚いて着替えに行って、さらに、え~~~~~!!!
右側のおしりの部分にこぶし大の穴が開いてました😨

フライトスーツ

四十路も過ぎると、恥ずかしい経験をしすぎて物事に動じなくなってきましたが・・・。
私「いつから気づいてたん?」
研修医「現場に着いた時からです。でも言うと先生の診療に差し支えると思って・・・」
私「・・・ってことは、消防の人にも警察の人にも市民の人にも見られてたってことだな・・・」

幸い、某ユ〇クロのシームレスパンツの黒をはいていたので、目立たずに済んだはず。
そ、そう信じたい・・・😱

災害現場同様、病院前の救急医療の現場でもCSCATTTが大事です。S:安全に関しては3つの安全、1.自分、2.現場、3.生存者を考えなければなりません。1.自分の安全管理の中には個人装備も含まれます。MIMMS(大事故災害への医療対応)のテキストには、個人装備の章で以下のように述べられています。
「プレホスピタルケアの服装で最も考慮すべきことは以下の3点である。
・自己の安全
・機能性と耐久性
・快適性
不適切な服装をしている者の現場への立ち入りは拒否されるべきである。」

・自己の安全:お尻に穴が開いたフライトスーツを着た者は不適切か・・・
・機能性と耐久性:フライトスーツのお尻の部分の補強を!
・快適性:フライトスーツは決して快適ではない。

明日から、福井県敦賀市で1day ホスピタルMIMMS、1day MIMMSコースが開催されます。個人装備のワークショップで使えるネタ、いや、教訓を得ることができました。我が身を削って、受講生さんに大切さを伝えることができます💦

ちなみ、このフライトスーツは、聖隷のスーパー補修術でもなかったことにできるレベルの穴ではないため、近く処分の方向となるようです。南無南無。

暑い夏がやってきました☀
熱中症の搬送が増えてます。
皆様、自分の安全は自分で守るよう、決して無理はしないで。
金太さんも、自分で涼しい場所をみつけてだらしなく寝そべってます。

猫

救急科 まろきち

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