聖隷三方原病院・救急科では専攻医を募集しています!
当院での専攻医プログラム、研修環境を紹介します!
資格
- 初期研修を修了予定 or 修了した医師
- 卒後3年目でなくてもOKです!
プログラム
- 3年間の専攻医研修プログラム
- 4年目(卒後6年目)で日本救急医学会 専門医取得を目指します。最短です!
- 院内他科や提携研修病院での研修も可能です。
複数の診療科、提携研修病院で研修することができます。
院内の循環器科、整形外科、心臓血管外科の研修実績があります。
提携病院は静岡県立こども病院、聖隷浜松病院、浜松医科大学医学部附属病院、聖マリアンナ医科大学病院、奈良県総合医療センター、(浜松市)佐久間病院があります。
教育
- 専攻医には何よりも救急医としての臨床力を身につけてもらいます。
最初の1年間で独り立ちできるレベルを目指します! - とても早いスピードでレベルアップできる指導体制です。
実際に1年目の4,5月にローテーションする初期研修医が気管挿管、CV挿入、胸腔ドレーン挿入、基本的な敗血症性ショックに対する方針決定とオーダー、人工呼吸器の基本操作を修得するようなペースでレベルアップしています。
1年目4,5月の初期研修医が、です!
年次で分けることなく、あらゆる経験をガンガン積んでもらっています。 - ERでの救急診療、ICUでの集中治療と全身管理、一般病棟での管理と退院までの診療、ときにエンド・オブ・ライフの方針決定を一貫して行います。それが一人でできる能力の習得を目標にします。
- 診療には国際的なガイドラインや、エビデンスを重視しています。どこに行っても通用する能力は、揺るぎないサイエンスを基盤とするべきだからです。サイエンスのスキマを補完するためにエクスペリエンスも同じくらい大切にしています。
- 当院の救急科はプレホスピタル、ER、ICU、そして一般病棟まで管理しています。一人の患者様を退院するまで責任をもって診療しています。
- 手技は優先的に専攻医に行ってもらいます。初期研修医よりも専攻医の手技経験を優先しています。
中心静脈カテーテルの留置、胸腔ドレーンチューブの留置、挿管、気管切開をはじめ、あらゆる救急手技を優先的に行わせます。手技の習得には、多くの症例で経験することが必要だからです。
上級医は意識的に、若手にチャンスを与えるように意識しています。 - 院内で他の仕事をしていても、手技を行う場合には任意でコールするようにしています。
- ドクターヘリ、ドクターカーでの診療を行ってもらいます。最初はOn the Job Training (OJT)としてスタッフドクターの指導のもとで活動します。専攻医研修1年目の終盤を目処にOJT卒業し、フライトドクターとして独り立ちできることを目指します。
ドクターヘリから見る富士山は絶景です! - 毎月の抄読会で、Core Journalから最新論文を読み、発表してもらいます。Updateした知識を共有する機会として重視しています。英語論文を読むだけではなく、統計学の基礎的理論、知識をまとめ上げて再構成する方法、初期研修医への指導力を身につけてもらいます。
ホワイトな労働環境を約束
- 専攻医研修の最初の1年は、医師人生の中で最もキツイ1年と言われます。当院の専攻医 1年目も確かにキツイとは思いますが、疲弊してバーンアウトするような働き方はさせません。疲労は必ず心地よいもので、です!
- 約 8時間の勤務を 1コマとして、月間 18-21コマで全員のシフトを構成しています。連続する日にちに夜勤することはなく、夜勤から次の勤務までは24時間以上の休みを必ず入れています。
- 勤務のスケジュールは若手とベテランの間に差はなく、公平になっています。ベテランがポジションを利用して楽をすることはありません。
- 当科は主治医制ではありません。連続する数日間の病棟担当勤務日に入院患者の診療を行い、担当期間が終わるごとに申し送りをして診療を引き継ぐシステムになっています。電子カルテ上と口頭による2重の申し送りで、医療エラーが起こりにくいとエビデンスで示されている手法を用いて診療を引き継いでいます。
- 専攻医の診療は独立して行っていますが、どんなことでも上級医に相談できるようにしています。特定の医師が診療上の不安とストレスを感じないように、スタッフ全員で努力を払っています。
- 学会参加や資格取得についても専攻医を優先しています。学術に触れることも大事ですが、専門医試験の受験資格を得ることは必須と考え、専攻医には必ず学会に参加してもらっています。
- 専攻医の論文執筆もサポートしています。時間がかかりがちな初回投稿までのガイダンス、重要論文の引用や考察の内容も指導しています。
- 書籍の執筆の機会もあります。このチャンスも若手に優先的に回しています。キャリア形成の足がかりにしてほしいと考えているからです。
- 診療だけで忙殺されないようにしています。しっかりと臨床をしつつ、自己学習や学術活動が行えるバランスです。
その他
- 当院の救急科は、大学の医局から独立しています。ドクターの出身地はバラバラで、全国から集っています。
- 聖隷三方原病院は静岡県浜松市で唯一の高度救命救急センターに指定されています。あらゆる症例に24時間体制で対応できることが高度救命救急センターの要件です。1~3次のあらゆる救急症例を受けており、ドクターカーとドクターヘリを有し、すべての医師がDMAT隊員で災害医療に関わっています。
- 当院の診療の特徴として、診療科間のボーダーが意図的に曖昧になっています。COVID-19の流行期には、救急科と呼吸器内科がコラボレーションして診療していました。
診療科の境界が曖昧であることは、マンパワー不足の解消、負担集中の回避に役立ちます。特定の診療科に負担が集中することでバーンアウトが発生しないようにマネジメントするのも、救急医に必要な能力です。
他診療科のスキルを学ぶ機会も得られます。 - 小児から超高齢者まで、全年齢層の患者様を診療しています。すべての患者様に敬意を払いつつ、医療サイドのゲートキーパーとして、限りある医療資源・財源を適切に配分するマネジメント能力も教育しています。
- 救急外来を経由した症例は、すべて FileMakerを用いた院内データベースで管理しています。これは電子カルテシステムとは独立しており、より精度の高い症例ピックアップなどに役立ちます。学術活動に必要なデータを、データベースからすぐに取り出すことができます。
- 外傷データベースや SOS-KANTOデータベースなど、数万症例規模のデータベースにも参加しています。
- すべての部署で、ドクターとナース、他職種のスタッフとの関係が良好です。スムーズな診療に役立つ以上に、職場での体験がとても満足度の高いものになっています。
毎日の仕事を楽しく!
当院以上にスタッフ間の関係性がよい病院は無いと自負しています!
専攻医の声
専攻医:竹内先生から
専攻医の竹内です。当科での救急科研修について、少しでもお伝えできたら幸いです。まず大きな特徴として大学病院並みの病床数、高度救命センター、Drヘリ・Drカーを持つ市中病院ということです。救急車受け入れ件数は年間で約6,000台あり、Drヘリのpre-hospital、高エネルギー外傷、重症熱傷、急性中毒、ショック、院内急変など、経験できる症例の内容は多様です。重症疾患の全身管理は当科が主体となりICU管理を行っています。
専攻医の仕事は日ごとに分かれており、大まかにERのmedical controlと診療、Drヘリ、病棟管理(ICUと一般病棟)があります。いずれも自分が最前線で入院から退院先まで診療していくため、非常に責任が重いですが、その重さの分だけ成長できます。また勉強会も英語論文の抄読会を月に数回行っており、最新の知見をupdateするに事足りません。
そして何より素晴らしいのは科内の雰囲気です。どんな些細なことでも相談に乗ってくださる気さくで個性豊かな先生方、勉強熱心でいつも笑顔が絶えないER・病棟の看護師さんと技師さん、親切丁寧どんな無理なお願いでも聞いて下さるパーフェクトな秘書さん。毎日が充実して、どんなに忙しくても気持ちよく一日が過ぎていきます。そんな聖隷三方原病院で一緒に研修をしませんか?お待ちしています。
問い合わせ
まずはお気軽にご相談を!
見学も大歓迎です!
宿泊施設は無料で提供いたします!
E-mail: mikatahara99em@gmail.com