みなさま、ずいぶんご無沙汰しておりました。
とある秋冬ドラマの「黒岩くんと聖ちゃん」にハマる→最終回感動→そしてロス・・・💧。
で、うぷするのをさぼっていました😪。すみません。
さて、25日はヘリ検証会でした。クリスマスのためか、今回はいつもの半分くらいの参加人数でした😱。こじんまりとアットホームな感じで、グループディスカッションも盛り上がったし、参加できなかった人、くやしがるぞ~😆
今回は、「ドクターヘリ離着陸時の安全管理・支援(散水など)について」がテーマ。
浜松市南消防署の深田さんと一緒に発表しました。
10月から浜松消防さんにも支援(散水など)をしていただけることとなり、2か月ほど経過した今、ヘリの活動に関わる多機関・多職種で意見交換をしてみようと。浜松のJPTECやMCLSで使っているアンケートフォームを使用して、リアルタイムで結果を共有する新しい試みもやってみました。
(アンケートは終了しています)
離着陸時の支援においてよいことは?
私の作ったpoorな発想の選択肢以外に、グループディスカッションでいろいろな意見が出ました。支援隊が出ることで、無線の中継ができる、マンパワーが増える、患者さんのプライバシーを守るためにブルーシートで隠す人手が確保できるなど。今まで気づくことができなかった部分に多くの消防の方が携わっていてくれたんだ、とあらためて感謝!
支援において大変なことや困っていることは?
特に浜松市内で当院から近い場所での事案の場合、ヘリの方がランデブーポイント上空に先に着いてしまい、合流までに待ち時間が発生してしまうこともある。要請のタイミングや、そのまま救急隊のみで直近医療機関に走ったほうが医師による診療が早くなるか?、時系列を意識した活動をしなければならない。とても難しいです。一つ一つの事案を検証し、省察し、次につなげていくという地道な活動が大事になってきます。深田さんの発表原稿に、「今回の事案をきっかけに、効率よく散水する方法について航空隊の方々と勉強する予定」とありました。うまくいかなかった点を振り返り、そして次はうまくいくように早速行動を開始している署の姿勢に、じーんときました😭
ほか、合流までの待ち時間にできることはなにか?医療スタッフとしてうれしいこと、消防さん側として考えていることをお互い知ることができました。あっ、無事に合流できるよう祈ってくださっている方もいてうれしかったです💕
また、医療だけでなく、運航側の中日本航空さんからも、貴重な意見を聞くことができました。改めて、「安全なドクターヘリ活動」には本当に多くの方々が関わってくださっていることがわかりました。
今回は最後に漢詩を紹介しました。
登鸛鵲楼(かんじゃくろうにのぼる) 王之渙(おうしかん)
白日依山尽 はくじつ やまによってつき
黄河入海流 こうが うみにいってながる
欲窮千里目 せんりのめを きわめんとほっして
更上一層樓 さらにのぼる いっそうのろう
太陽は山に向かって沈んでゆき、黄河は海に向かって流れている。この雄大な景色を千里の果てまで見極めようとして更に一つ上の階へと登った。
現状に甘んじることなく、事案一つ一つを大事にし、振り返り、悩み、そして、次はどうやったらうまくいくか常に向上心を持って行動する姿勢があれば、これからのドクターヘリ活動はもっと良くなっていくと思います。
今シーズン最強寒波、やってきます⛄
みなさま、あったかい装いを。部屋の中の気温差を小さくする工夫も大事ですよ~😃
救急科 まろきち