伊勢大輔 「詞花集」より
(昔の奈良の都の八重桜が、今日は九重の宮中で、ひときわ美しく咲きほこっていることですよ。)
出典:「原色 小倉百人一首」 鈴木日出夫 山口慎一 衣田泰 共著 文英堂
当院で初期研修医からの4年間を過ごした藤木亜衣先生が、昨日、集中治療の経験を積むために奈良へ旅立っていきました。
藤木先生を囲んで新たな旅立ちを祝す花見の宴は、残念ながらコロナ禍で開催できないため、何か思い出に残るイベントができないかと、研修医の袴田君と長尾君、有賀ナースと一緒にドッキリを仕掛けることにしました。
最終勤務日の29日夕方、病院食堂前で事件発生。「藤木、行ってきて!」と、なぜかプレゼントの詰まった偽のドクターバックを持たせてGo!何の疑いもなく猛ダッシュで飛び出していく姿に、皆にやり。詳細は諸事情により内緒ですが、仕掛け人の研修医の迫真の演技で、ドッキリ大成功!その後、彼女の性格や行動から分析し考えぬいた、チョコレートの花束と、女子力アップ間違いなしのプレゼント(部屋着、高級シャンプー・リンス、エプロン・鍋つかみ・おしゃれマスク)を渡しました。救命センターのスタッフだけでなく、呼吸器内科稲葉先生、研修医のみんな、放射線技師さん、研修センターの豊田さんもイベントに参加してくれて、また、写真にあるようにとても大きな色紙いっぱいにたくさんの方々からメッセージをいただきました!
↓写真を撮る時だけマスクをはずし密になってます。
さっき、「達者か?部屋は少し片付いた?明日から頑張りや」とSNSで送ったら、「部屋は片付かないけど仕事道具と生活必需品(シャンプーとか)は手に入れました。夜になるとダメです。ホームシック。」と返事が。そんなこと言われたら、まろ母ちゃん、矢野父ちゃん(元指導医)、泣いてまうやんって・・・。おやっ?待て待て、あの高級シャンプー・リンスはどこに行った??
さあ、明日から新年度が始まります。
藤木先生と同じく、この春旅立っていった元初期研修医のみんな、いいスタートが切れるといいですね。遠くから見守っています。
救急科 まろきち