DMAT活動・熱海の土石流災害

DMAT熱海 災害活動

DMAT熱海

2021年7月10日、聖隷三方原病院DMATが熱海の土石流災害において活動しました。
多くの人に悲しい記憶となり、今も影響を残している災害ですので、災害現場の写真は控えます。
活動記録だけ公開します。

7月3日、大雨の日に土石流災害が発生しました。
県内のDMATに待機要請がかかり、当院の高度救命救急センターも準備をしていました。
そして発災から1週間となる、7月10日に当院DMATが正式に招集されました。

同日に3チームのDMATが招集され、当院もその1つでした。
当院のDMATは、災害現場に最も近い現場指揮所に配属されました。
他のDMATは避難所などでの医療提供を行いました。

現場指揮所で活動することになった我々DMATは、最前線で救助活動をする方々の医療支援を行いました。
災害現場を直接見ましたが、映像で見るよりも被害は甚だしく、最前線の活動は困難を極めていました。

消防、警察、自衛隊の方々がいる中で、救助活動に携わる皆様の健康管理を行いました。
猛暑の中で、泥の中で動くためのゴム製の防護具を着ている方々に熱中症が発生していました。
泥の中の釘などが手足に刺さる方もいました。
我々はそのような皆様に応急的治療、および必要に応じて近隣の2次医療機関に移送していました。

DMATとしての参集でしたが、自分たちが日々研鑽している救急のプロとしての技能が活かせられました。

被災された皆様が、一日も早く平穏な生活に戻れることを祈っています。

DMAT熱海

聖隷三方原病院・救急科 眞喜志 剛

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