寒さ厳しい今、考える「人生とは」

なおとらシート トピック

インフルエンザの流行が警報レベルに😱
休日の救急外来は、受診される患者さん数>>>診療するスタッフ数となり、医療の需要と供給のバランスが崩れた災害状態です。さらに、ご高齢の患者さんも多く、どうしてもひとりひとりの診療に時間がすご~くかかります。スタッフみんな頑張ってます。
待ち時間がかなり長くなりますが、ご理解のほどを~💦

また、寒くなり、インフルエンザも大流行のこの時期、ほっぺたがポッポしたご高齢の患者さんと、反対にキンキンに冷たくなった方が搬送されてきます。両極端です。感染症による高熱が出ている方の横で、何らかの理由で倒れて動けなくなり低体温症になってしまった方。「何らかの理由」は多彩で、体温が回復してくる過程で、感染症や外傷が見つかったりもします。翌日には、高熱でほっぺたがポッポする方もいます。

夏の熱中症は、知識の普及が進み重症患者さんは少なくなった感じがしますが、冬の低体温症は受傷機転が様々なので予防は難しい・・・でしょうか・・・

さて、特に冬季はご高齢の方の救急搬送が増える中、命に関わる状況下、治療方針に関してご本人さんが意思決定できなかったり伝えられなかったりすることが多く、スタッフもご家族も悩んだり迷ったりすることがよくあります。

〇〇さんはどんな治療を望んでいるのか?

私たちの地域では、このような活動を行っています。

「浜松市北区意思決定支援プロジェクト」

通称:なおとらシート
一昨年のNHK大河ドラマ主人公の井伊直虎の出身地にちなんで👍

代表は訪問看護ステーション細江所長:尾田さん。副代表として、当センター村松ナースが関わっています。

 

なおとらシート
直虎ちゃん、かわいい。

なおとらシート
冊子の内容の一部です。

「救急搬送時にあなたの価値が反映された医療やケアを提供したい」
という思いが、この冊子に込められています。

歳をとると、「命に関わるような状況」に遭遇することは多くなります。今の時期なら感染症や環境要因など。そんな「もしものとき」に備えて、何から話し合ってよいのかわからないときにこの冊子は手助けになります。

昨年、厚生労働省が11月30日を「人生会議の日」と決定しました。ACP(Advance・Care・Planning)の愛称「人生会議」は、同じ聖隷事業団である聖隷浜松病院の看護師:須藤さんが応募した名称が選ばれました。この「人生会議」の時に、「なおとらシート」は役立つといいなと思います。

もしものときに、あなたの大事な人が困らないように
あなたらしい人生とは何なのか、考えてみる方がこれから増えていくといいなと思いました。

「人生に関する会議」と言えば、これからまさに人生(進路)について家族と一緒に会議をしていくであろう受験生のみなさん、頑張ってください!
人生で何度かは、「挑まなきゃならんこと」「やるっきゃないこと」があります。
おそらくその一つがこの受験だと思います。

受験生のみなさん、チェスト―!!(西郷どん風)

救急科 まろきち

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