静岡県の大規模机上訓練「地震対策オペレーション2020」に参加しました。
担当は、災害対策本部の航空運用調整班内に置かれた「ドクターヘリ調整部」です。
航空運用調整班は、大規模災害時の救助や搬送のニーズに対して、リソースの調整を行う部署です。各機関(警察・消防・海保・陸海空の自衛隊)のヘリやドクターヘリの特性を活かして振り分けし、個々の事案に対応します。
ドクターヘリ調整部はその一員として参加し、ドクターヘリが担当となった事例に対応します。また、他機関が救助した患者さんの搬送先の助言なども行います。
今回は、県東部ドクターヘリ(順天堂大学静岡病院)のスタッフと共に活動しました。
東部スタッフに教えて貰いながら、西部スタッフが機体の運航情報をPC入力をしています。
平時にドクターヘリに関わる者には、災害時のドクターヘリ運用にも関わることが求められます。
いざと言う時に備えて、国や県の訓練の際にこういった経験を積んで、ドクターヘリ調整部を担える人材を育成する事が、基地病院の大切な役目となっています。
救急科 志賀